アメリカで五目豆!つやつや煮あがった好物の豆料理!
アメリカで五目豆が食べたい
つやつやと煮あがった五目豆。私の好物の豆料理の一つです。
五目豆は日本の家庭の総菜という感じで、材料からしても日本独自のものが過半数。とてもアメリカで作れるとは思えないというのが一般的な反応でしょう。
しかし、豆好きなあまりアメリカでも大豆は手に入るわ~と喜んで買い込んでしまったmamesukiko、実は当時は移住間もなく調理道具が鍋ぐらいしかなかったのです。ミキサーがないので豆乳も作れず、洋風に作るならミネストローネに入れるぐらいしか思いつかず、煮込めばいいだけならと五目豆作りに乗り出したのです。
五目豆の材料
さて、五目豆となると何が必要なのか、ひょっとしてアメリカのスーパーで買えるのは人参と大豆ぐらいしかないのでは、とビクビクしつつ振り返ります。実際のところ、ほとんどの日本食は日本食スーパーに行けば手に入りますが、私の場合は近くになかったので、どうにかして材料を入手しなければならなかったのです。
五目豆の材料
- 大豆
- 人参
- 昆布
- 干し椎茸
- 蓮根
- ごぼう
- 醤油
- 砂糖
- みりん
各家庭により作り方は様々かと思いますが、私の食べてきた五目豆はこんな感じでした。先ほども申し上げましたように、大豆と人参はアメリカのスーパーでもいつでも手に入ります。人参はなんだか細長いですが、どのみちサイコロに切るので気にしません。
調味料に関しては、砂糖はどこでも手に入りますし、醤油も地元で一番大きいスーパーに行けばアメリカ製のものが変えました。みりんは少々厳しいので、砂糖を蜂蜜に変えて照りを出したりしていましたね。動物性の材料がなく、臭みを消したりする必要もないし、お酒は不要と信じることにしていました。
乾物は割とどうにかなった
椎茸はときどきShiitake Mushroomの名で売っているのを見かけますが、安定して手には入りません。それに、生椎茸を煮込んでもあまり食感がが良くなさそうな…
まあ、贅沢を言うならば椎茸も乾物が欲しいですよね。
結論から言えば、昆布と椎茸はアメリカ人向けの店でも見つけられました。意外にも、自然食のブランドがKombuやDried Shiitake Mushroomも出しているので、そちらで手に入ったのです。私の地元に合った自然派のお店は入り口付近は自然派化粧品が並べられており、とてもこんな地味な食材を扱っているようには見えなかったので、嬉しい驚きでした。ちなみにその自然食品ブランドの名前はMitokuでした。
同じシリーズでrice crackerも出ており、塩、醤油、胡麻醤油のようなものから、ポンせんのようなお米を爆ぜさせたものまで、意外なほど日本的なものがつくられていました。健康食品として、プレーンの甘酒、生姜入り、スピルリナ入り(?)の甘酒も売っていまして、ちゃんと甘酒でした。知っている人は、アメリカ人でも日本食をよくご存じなのですね。
蓮根とごぼうは、ない
残る蓮根とごぼうなのですが、これは見つけられませんでした。その後、稀に地元スーパーで見かけたこともあったように思いますが、それも怪しい記憶です。
しかし蓮根やごぼう抜きでは、なんだか歯ごたえがありませんよね。柔らかいやさしい感じで、ちょっと物足りないような気がします。ごぼうに関しては、最終的には諦めました。しかし蓮根は代替品を見つけたのです。Water Chestnutです。日本語ではシログワイと訳されているようで、確かにクワイのような小ぶりさです。それを輪切りにしたものが、アメリカではよく中華料理の炒め物に入っています。
味は無いのですが、シャクシャクとしていて歯ごたえはあるので、煮豆にも合ってくれるかな、と試してみたのです。結果として、OKと判断しました。味はもちろん蓮根ではありませんが、煮込んでも歯ごたえがそのままなので、楽しい噛み応えです。
Water Chestnutの調理法ですが、実はサイコロに切るだけです。実際にはくわいと同様、皮をむいたり下茹でをしたりの工程が必要なのかもしれませんが、地元で生は売っておらず、水煮缶しかなかったもので。
スライス、ダイス、ホールの三種類が売っていて、ダイスが楽ではありますが、大豆と合う大きさにするには、ホールで買うのが一番です。既に水煮になっており、切るのに力は要りません。
日本在住の方でWater Chestnutを試してみたい方は、インターネットで手に入るようですよ。私の在米時にはWater Chestnut缶は$2もしなかったと思いますので、在米中の方も是非、試してみてくださいね。