ドライアイスやけどの仕組み
ドライアイスで火傷する⁉
ドライアイスで火傷する、という子供ですら知っている知識を再考してみました。だって、冷たいんです。明らかに、熱いものを触った火傷とは仕組みが違うはずですよね?
私は生協の宅配を頼んでいるのですが、配達員さんは素手でドライアイスを触っています。かれこれ10年以上生協を利用して、配達員さんも異動や引っ越しで何度か変わっていますが、皆さん、火傷しなくなったとおっしゃるのです。
通常の、熱いものに触れてしまって起こる火傷では、慣れたら大丈夫などということはありません。そんなわけで、今更ながらドライアイス火傷について知識を仕入れてみました。
ドライアイスやけどの仕組み
「ドライアイスやけど」は火傷ではなくて凍傷です!というのは、検索をかけてくればすぐに出てきます。しかし、凍傷は徐々に進行するイメージがあります。
実感としても、自分がドライアイスを触ってしまったときの痛さは一瞬で起こる凍傷というより、やはり火傷と形容したくなります。
英語のページになりますが、分かりやすく説明してくれているページがありました♪
曰く、ドライアイスやけどは火傷と同様、皮膚の細胞膜が破れ、中身が出てしまうのだと。ただし、そのプロセスが違うのです。
- 火傷の場合は高温で細胞膜が溶けたことによる
- ドライアイスやけどの場合は、細胞の中の水分が凍って細胞膜を突き破る
細胞が傷つくという点で、二種類とも似たような感覚を引き起こすようです。
また、凍傷と違ってすぐにやけどの症状が出るのは、ドライアイスはなんと―79℃で(二酸化炭素を)凍らせて作ったからです。氷よりは冷たいにせよ、シベリアより温度が低いとは、想像しませんでした💦
なぜ、ドライアイスを触っても火傷しない?
上記のページにも書いてありますが、ドライアイスやけどは即時には起こりません。ドライアイスを皮膚にずっと触れさせていたら、細胞が壊れますが。
生協さんや、その他のドライアイスを取り扱うお仕事の方たちはきっと、その絶妙のタイミングを心得ていらっしゃるのでしょうね。
子供の頃からのなんとなく不思議だったことが解決し、ちょっと嬉しくなりました☻